原題
Unraveling the potential clinical utility of circulating tumor DNA detection in colorectal cancer – evaluation in a nationwide Danish cohort.
背景:本研究では、結腸直腸癌(CRC)患者の術後リスクアセスメントとモニタリングにおける循環腫瘍DNA(ctDNA)とデジタルPCR(dPCR)の使用を検討した。また、本研究では、多様な臨床状況により適合するようにctDNA呼び出しアルゴリズムを変更した。
方法:この研究では、dPCR分析を使用して、治癒目的で治療された851のステージII-IIIのCRCの進行を評価した。特定の患者は、3~4か月ごとに最大36か月間監視された。
結果:本研究では、ctDNA検出が再発および生存の予後を予測することが明らかになった。しかし、特定の転移に対する術後ctDNAの検出は困難であることが判明した。ctDNA呼び出しアルゴリズムを調整することで、検査の感度および特異度が変化する可能性がある。
結論:個別化されたdPCR戦略は、術後の微小残存病変を効果的に同定し、ctDNAサーベイランスに有望である。また、特定の臨床状況に合わせたカスタマイズも可能である。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2023.11.009
PMID: 37992872
Open Access
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