局所進行上顎洞癌に対するシスプラチンの超選択的動脈内注入と同時放射線療法の用量設定と有効性確認試験(JCOG1212):T4aN0M0患者における有効性確認フェーズの結果:T4aN0M0上顎洞癌に対するRADPLAT。

原題
Dose-finding and efficacy confirmation trial of the superselective intra-arterial infusion of cisplatin and concomitant radiotherapy for locally advanced maxillary sinus cancer (JCOG1212): Results of the efficacy confirmation phase in patients with T4aN0M0: RADPLAT for T4aN0M0 Maxillary Sinus Cancer.
背景:上顎洞癌は通常手術を必要とし、変形や機能障害を引き起こす可能性がある。JCOG1212では、この癌の特定のタイプに対するシスプラチン注入と放射線療法(RADPLAT)の使用を研究している。

方法:患者は、放射線療法と組み合わせて、シスプラチンを毎週7週間動脈内に投与された。主要エンドポイントは、手術を用いた歴史的対照と比較した3年全生存期間(3年OS)であった。

結果:64人の患者が評価された。追跡期間中央値は4.5年で、3年全生存率は82.8%に達した。治療関連死1例を含むいくつかの有害事象が発生した。

結論:RADPLATはT4aN0M0上顎洞癌の治療に有望な結果を示しており、外科的介入の可能な代替法となっている。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2023.11.031
PMID: 38008195

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