頭頸部癌の治療における定位再照射:Oscar Lambret Centerの長期経験に関する後ろ向き研究。

原題
Stereotactic reirradiation in the treatment of head and neck cancers: A retrospective study on the long-term experience of the Oscar Lambret Center.
背景:本研究では、回復不能な再発性頭頚部癌(H&N)に対する定位放射線治療の有効性と安全性を検討した。

方法:2007〜2020年の間に再発/二次H&N癌に対して36 Gy、6分割定位再照射で治療した110人の患者を後ろ向きに研究した。生存率、患者の特徴、および毒性を評価した。

結果:追跡期間中央値106.3か月後、2年全生存率は43.8%、生存期間中央値は20.8か月であった。局所再発、領域再発、および遠隔転移率は2年間で無視できなかった。セツキシマブの使用による有意なベネフィットは明らかではなかった。グレード2以上の遅発性毒性の発生率は42%であった。

結論:定位放射線治療は20.8か月の全生存期間中央値をもたらし、実行可能である。しかし、局所再発率が高いため、治療の変更と毒性のバランスをとるためにさらなる研究が必要である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.110029
PMID: 38007041

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