原題
A multimodality assessment of the protective capacity of statin therapy in a mouse model of radiation cardiotoxicity.
背景:放射線治療(RT)の進歩にもかかわらず、心毒性は肺癌、食道癌及び乳癌患者に共通の問題である。これまでの研究から、スタチン療法は心臓照射の短期効果を低下させる可能性があることが示唆されている。
方法:雌マウスにアトルバスタチンの有無にかかわらず16 GyのX線を与えた。マウスは、経胸壁心エコー検査、心電図検査、および血漿心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)追跡による50週間の試験を受けた。
結果:アトルバスタチン処理マウスは、対照群よりも収縮機能障害および心臓伝導の摂動が少なかった。ANP低下はアトルバスタチン処理照射マウスで低かった。
結論:アトルバスタチンは、照射後の収縮機能の喪失および伝導障害に対する保護に役立つ。ヒトでの研究で確認されれば、スタチン療法は胸部放射線療法中に有益である可能性がある。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.110004
PMID: 37972738
Open Access
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