標準治療で治療された結腸直腸癌患者におけるDNA突然変異プロファイリングは、突然変異の転帰および人種的分布の差を明らかにする。

原題
DNA Mutational Profiling in Patients With Colorectal Cancer Treated With Standard of Care Reveals Differences in Outcome and Racial Distribution of Mutations.
背景:CALGB(Alliance)/SWOG 80405試験では、予後および治療反応に関連する変異遺伝子を同定することを目的として、転移性結腸直腸癌(mCRC)患者における化学療法と併用した一次生物学的治療ベバシズマブまたはセツキシマブを評価した。

方法:548人の患者からの原発腫瘍DNAをFoundationOneを用いて配列決定し、変異遺伝子および変異の影響を、マイクロサテライト不安定性状態、性別、および年齢などの変数を調整して分析した。

結果:結果は、変異遺伝子が生存率に大きな影響を与え、人種グループ間で異なることを明らかにした。特定の変異は全生存期間を改善する可能性を示したが、他の変異は治療の種類と有意に関連していた。

結論:知見は、特に患者のマイノリティにおいて、患者の転帰および治療決定のための予測ツールを提供し、将来のバイオマーカー主導の研究の指針となり得る。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.00825
PMID: 37992266

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