原題
Stereotactic Body Radiation Therapy for the curative treatment of prostate cancer in ultra-large (≥100 cc) glands.
背景:放射線治療を受けている大きな前立腺を有する前立腺癌患者における潜在的な毒性に関する懸念。本研究では、これらの懸念がロボット定位放射線治療(SBRT)にまで及ぶかどうかを検討する。
方法:腺が100 cc以上の前立腺癌患者を同定し、大規模な施設データベースから転帰を記録した。毒性はCTCAEバージョン5.0で測定され、患者は最低2年間にわたって分析された。
結果:前立腺容積が100 cc以上の71人の患者では、重度のGU毒性の割合は限られており(2.8%)、GI毒性は認められなかった。治療前の泌尿生殖器薬の使用は、重度のGU毒性の増加と有意に関連していた。
結論:早期の追跡調査では、大きな前立腺はSBRTによる高グレードの毒性リスクの増加を示唆していないが、低グレードの尿毒性リスクは上昇している可能性があることが示唆されている。
Journal: Pract Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.6)
DOI: 10.1016/j.prro.2023.11.008
PMID: 37984713
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