原題
Selective Personalized Radioimmunotherapy for Locally Advanced Non-Small-Cell Lung Cancer Trial.
背景:本研究では、バイオマーカーで選択した局所進行非小細胞肺癌(LA-NSCLC)患者を対象に、化学療法を併用せずに、連続的なペムブロリズマブとリスク調整放射線療法の忍容性と有効性を検討する。
方法:研究者らは、PD-L1腫瘍スコアが高いLA-NSCLC患者を登録した。治療には、ペムブロリズマブの導入および地固め療法、および胸部放射線療法が含まれた。一次エンドポイントは1年無増悪生存期間(PFS)であった。
結果:25人の患者が参加し、48%がペムブロリズマブに対して部分奏効または完全奏効を示した。放射線療法後の1年PFSは76%であり、1年および2年全生存率はそれぞれ92%および76%であった。主な重篤な副作用は大腸炎と食道炎であった。
結論:化学療法を併用しないペムブロリズマブおよびリスク調整放射線療法は、PD-L1 TPSが50%以上の患者に対して有望なLA-NSCLC治療であると考えられる。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.00627
PMID: 37988638
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