局所高リスク前立腺がんに対する同時寡分割IMRTブーストと従来の分割IMRTブーストを比較したランダム化試験(pHART2-RCT)。

原題
Randomized trial of concomitant hypofractionated IMRT boost versus conventional fractionated IMRT boost for localized high-risk prostate cancer (pHART2-RCT).
背景:この報告は、高リスク前立腺ガンに対する中等度寡分割(MH)対従来の分割(CF)放射線療法の第II相試験を提示する。

方法:高リスク前立腺癌患者を対象とし、長期アンドロゲン除去療法を併用したMHまたはCF放射線療法に無作為に割り付けた単一施設プロスペクティブ研究を実施した。主な焦点は、急性消化管(GI)および泌尿生殖器(GU)毒性であった。

結果:180人の患者のうち、41.7%が2グレード以上の急性GI/GU毒性を経験し、MH群とCF群の間に有意差はなかった。しかし、3グレード以上の遅発性GI毒性の発生率はMH群の方が高かった。腫瘍学的アウトカムおよび生活の質は両群で同程度であった。

結論:同様の急性毒性と有効性にもかかわらず、MH治療はCFと比較して遅発性の重篤なGI毒性を増加させた。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2023.11.006
PMID: 37979707

コメント

タイトルとURLをコピーしました