腋窩軟部組織微小環境の病理学的調査と腋窩管理および乳癌の転帰への影響。

原題
Pathological Exploration of the Axillary Soft Tissue Microenvironment and Its Impact on Axillary Management and Breast Cancer Outcomes.
背景:本研究では、リンパ節陽性および被膜外進展を有する乳癌患者において見逃された腋窩軟部組織(AXT)の関与について検討した。

方法:2,162人の患者のコホートを腋窩病理に基づいて4群に分類し、10年間にわたって追跡した。主要アウトカムには、局所および領域の失敗率および遠隔転移率が含まれた。

結果:AXTの存在は遠隔転移、腋窩不全、局所領域不全を有意に増加させた。領域リンパ節照射は転帰を改善したが、50 Gy以下の照射は腋窩不全を増加させた。AXTまたはECEの関与は完全な腋窩郭清を必要としなかった。

結論:AXTの関与を報告することは、特に放射線療法を考慮する場合、乳癌治療における転帰を予測し、腋窩の脱エスカレーションを決定するために極めて重要である。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01009
PMID: 37967296

コメント

タイトルとURLをコピーしました