両側乳癌同時放射線療法のために一般的に使用されているフラット化フィルターフリービームに基づく回転型強度変調放射線治療照射野配置の線量測定比較。

原題
Dosimetric comparison of commonly used volumetric modulated arc therapy field arrangements based on flattening filter-free beams for synchronous bilateral breast carcinoma radiotherapy.
背景:本研究では、同時両側乳房照射(SBBI)のためのFlattening filter-free(FFF)ベースの回転型強度変調放射線治療(VMAT)における異なる照射野配置の有効性を検討した。

方法:接線アーク(taVMAT)、ハーフアーク(haVMAT)、及びラージアーク(laVMAT)VMATを用いた28人のSBBI患者の照射計画を再設計し、線量測定及び照射パラメータに基づいて比較した。

結果:すべてのフィールド配置は、同等のターゲットボリュームカバレッジを提供した。taVMATは脊髄線量を減少させ、haVMATは肺、心臓、肝臓の線量を減少させ、laVMATは治療時間を大幅に短縮した。

結論:照射野の配置は、線量測定および送達パラメータにおいて重要な役割を果たし、治療目的に応じて適切な照射野を選択する必要性を強調した。本研究は、SBBIにおけるFFFベースのVMATアプリケーションに関する洞察に富んだ情報を提供する。
Journal: Pract Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.6)
DOI: 10.1016/j.prro.2023.11.002
PMID: 37967748

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