切除可能な食道胃がんに対する周術期のアテゾリズマブ+フルオロウラシル、ロイコボリン、オキサリプラチン、およびドセタキセル:無作為化多施設共同第II/III相DANTE/IKF-s633試験の中間結果。

原題
Perioperative Atezolizumab Plus Fluorouracil, Leucovorin, Oxaliplatin, and Docetaxel for Resectable Esophagogastric Cancer: Interim Results From the Randomized, Multicenter, Phase II/III DANTE/IKF-s633 Trial.
背景:本試験では、切除可能な食道胃腺癌(EGA)患者に対する標準癌治療にPD-L1抗体アテゾリズマブ(ATZ)を追加した場合の効果を検討した。

方法:本研究は第II相試験として開始し、第III相試験に移行した。患者を2群に無作為に割り付け、1群はATZと共に従来の治療を受け、もう1群は従来の治療のみを受けた。

結果:295人の患者が含まれ、手術結果と死亡率は群間で類似していた。しかし、ダウンステージ率および完全退縮率はATZ群の方が高く、特に特定の患者亜集団で高かった。有害事象は両群で同程度であった。

結論:標準治療にATZを追加することは、EGA患者の術後の病期分類と組織病理学的退行を安全に改善するようである。

Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.00975
PMID: 37963317

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