米国における早発型大腸がんに対するガイドラインに準拠したケアの受診における人種格差。

原題
Racial Disparities in Receipt of Guideline-Concordant Care for Early-Onset Colorectal Cancer in the United States.
背景:結腸直腸癌(CRC)の転帰には人種格差が存在し、若年の黒人は診断後に死亡する可能性が高い。本研究では、早期発症CRCに対して適時にガイドラインに準拠したケアを受ける際の格差を分析した。

方法:データは、2004年から2019年の間に18歳から49歳の黒人と白人のCRC患者をカバーする国立癌データベースから収集された。人種格差に寄与する様々な要因が考慮された。

結果:黒人はガイドラインに準拠した治療を受ける可能性が低く、保険加入状況がこの格差の約1/4を説明している。さらに、黒人は白人と比較して化学放射線療法および化学療法を受けるのが遅れていた。

結論:早期発症CRCケアにはかなりの人種格差があり、健康保険が重要な寄与因子である。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.00539
PMID: 37939323

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