原題
Palliative radiotherapy for tumor bleeding in patients with unresectable pancreatic cancer: a single-center retrospective study.
背景:膵癌患者は時に胃腸管の腫よう浸潤による出血を経験するが,この問題に対する治療基準は確立されていない。緩和的放射線療法(PRT)は有望である可能性がある。
方法:2013年5月から2022年1月までに診断され、腫瘍出血を経験し、PRTを受けた切除不可能な膵癌患者の記録をレビューした。PRTの用量は腫瘍専門医の裁量で投与された。
結果:2562人の患者のうち、225人が消化管出血を発症し、63人が腫瘍出血を確認し、20人がPRTを受けた。これらの患者の70%で止血が達成され、重篤な有害事象はなかった。ヘモグロビン値はPRT後に有意に上昇し、再出血率は21.4%であった。
結論:PRTは切除不可能な膵癌患者の腫よう出血の管理に有効かつ安全である。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-023-02367-5
PMID: 37907912
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