進行腎細胞がんに対する一次治療としてのToripalimab+アキシチニブ対スニチニブ:RENOTORCH、無作為化非盲検第III相試験。

原題
Toripalimab plus axitinib versus sunitinib as first-line treatment for advanced renal cell carcinoma: RENOTORCH, a randomized, open-label, phase III study.
背景:この研究は進行性明細胞腎細胞癌(RCC)を治療するための免疫チェックポイントとチロシンキナーゼ阻害剤の組合せを検討する。

方法:第III相RENOTORCH研究では、中等度/予後不良の進行RCC患者を、toripalimab+アキシチニブまたはスニチニブのいずれかを受ける群に無作為に割り付けた。主な焦点は無増悪生存期間であった。

結果:421人の患者が試験に参加した。toripalimab-アキシチニブ治療は、病勢進行または死亡のリスクを35%低下させ、無増悪生存期間中央値を延長させた(18.0ヵ月対9.8ヵ月)。toripalimab-アキシチニブ群(56.7%)の方がスニチニブ群(30.8%)よりも治療効果が高かった。

結論:toripalimab-アキシチニブ治療は、中等度/予後不良の進行RCC患者の治療に対して有意に有効であり、管理可能な安全プロファイルを有していた。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2023.09.3108
PMID: 37872020
Open Access

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