BCGで治療された高リスクの筋層非浸潤性膀胱がんにおけるエルダフィチニブ。

原題
Erdafitinib in BCG-treated high-risk non-muscle invasive bladder cancer.
背景:高リスクの筋層非浸潤性膀胱がん(NMIBC)患者はしばしばFGFR変化を示し、カルメット・ゲラン桿菌(BCG)治療後の治療選択肢が限られている。本研究では、膀胱内化学療法に対する経口エルダフィチニブの有効性を検討した。
方法:再発高リスクNMIBCおよびFGFR変化を有する73人の成人を、erdafitinibまたは化学療法薬のいずれかに無作為に割り付けた。無再発生存期間(RFS)および安全性は、それぞれ一次および二次エンドポイントであった。
結果:登録が遅いため、試験登録は中止された。RFS中央値は、erdafitinibでは達成されず(95%CI 16.9-NE)、化学療法では11.6ヵ月(95%CI 6.4-20.1)であった。
結論:Erdafitinibは、膀胱内化学療法と比較して、FGFR変化を伴う高リスクNMIBCの成人におけるRFSを改善する。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2023.09.3116
PMID: 37871701
Open Access

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