進行または転移性尿路上皮がんにおけるエルダフィチニブまたは化学療法。

原題
Erdafitinib or Chemotherapy in Advanced or Metastatic Urothelial Carcinoma.
背景:チェックポイント阻害剤で以前に治療された患者の転移性尿路上皮癌の治療における汎FGFR阻害剤であるerdafitinibの有効性は不明である。

方法:抗PD-1または抗PD-L 1を含む1~2種類の以前の治療に反応しなかった転移性尿路上皮がん患者の治療において、erdafitinibと化学療法を比較した試験がある。

結果:患者266人では、erdafitinibによる全生存期間中央値が化学療法よりも有意に長く(12.1ヵ月対7.8ヵ月)、無増悪生存期間中央値も長かった(5.6ヵ月対2.7ヵ月)。治療関連死亡率もerdafitinibの方が低かった。

結論:Erdafitinibは、化学療法と比較して、転移性尿路上皮がん患者の全生存期間および無増悪生存期間を延長させた。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2308849
PMID: 37870920

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