原題
Lymphocyte recovery from radiation-induced lymphopenia in locally advanced esophageal squamous cell carcinoma: correlations with prognosis and lymphocyte-related organs.
背景:根治的同時化学放射線療法(dCCRT)後のリンパ球回復と食道扁平上皮癌(ESCC)の予後との関連に関するこれまでの研究は限られている。
方法:dCCRT後6か月でリンパ球数が得られたESCC患者を、放射線治療中のリンパ球回復指数(LRI)とリンパ球グレードに基づいてグループに分けた。骨髄および脾臓の体積、ならびに有効な免疫細胞用量の影響も研究した。
結果:232人の患者が研究され、不十分なリンパ球回復が生存率および再発率の低下と有意に関連していることを示す結果が得られた。骨髄容積は、不十分なリンパ球回復の独立した予測因子として観察された。
結論:不十分なリンパ球回復は有用な予後因子として役立ち、5 Gy以上の照射を受けたより大きな骨髄容積は不十分なリンパ球回復のリスクを増加させた。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-023-02354-w
PMID: 37858121
Open Access
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