原題
Effect of Hyperthermic Intraperitoneal Chemotherapy on Cytoreductive Surgery in Gastric Cancer With Synchronous Peritoneal Metastases: The Phase III GASTRIPEC-I Trial.
背景:本研究では,胃腫よう(GC)からの腹膜播種(PM)患者の全生存に及ぼす細胞減少手術(CRS)と腹腔内温熱化学療法(HIPEC)の影響を比較した。
方法:第III相試験では、患者を周術期化学療法とCRS単独(CRS-A)またはCRSとHIPEC(CRS+H)に無作為に割り付けた。この試験の主要評価項目はOSであり、副次評価項目は無増悪生存期間(PFS)、その他の無遠隔転移生存期間(MFS)、および安全性であった。
結果:試験では、両群間でOSに差は認められなかったが、PFSおよびMFSはCRS+H群で有意に良好であった。重篤な有害事象の発生率は2群間で同程度であった。
結論:CRS+HはOSに影響しなかったが、有害事象を増加させることなくPFSおよびMFS率を改善した。これに関するさらなる研究が推奨される。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.22.02867
PMID: 37906724
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