原題
Ofranergene Obadenovec (Ofra-Vec, VB-111) With Weekly Paclitaxel for Platinum-Resistant Ovarian Cancer: Randomized Controlled Phase III Trial (OVAL Study/GOG 3018).
背景:本研究では、再発プラチナ耐性卵巣がん患者において、遺伝子ベースの抗がん療法であるofranergene obadenovec(ofra-vec)をパクリタキセルに追加することの有効性を評価する。
方法:プラセボ対照二重盲検第III相試験には、癌が進行するまでパクリタキセルとともにofra-vecまたはプラセボのいずれかを受けるように無作為に割り付けられた患者が含まれていた。全生存期間および無増悪生存期間を評価した。
結果:この試験では、ofra-vecを投与された患者の生存率または疾患進行率に有意な改善は認められなかった。インフルエンザ様症状はofra-vecを投与された患者によくみられた。CA-125反応は患者の重要な予後マーカーであることが明らかになった。
結論:予想されたにもかかわらず、ofra-vecはプラチナ耐性卵巣がん患者においてパクリタキセルに追加した場合、生存または疾患の進行を改善しなかった。CA-125反応は依然として重要な予後因子であった。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.22.02915
PMID: 37906726
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