腫瘍にとらわれない循環腫瘍DNAの血漿中アッセイは、微小残存病変を検出し、頭頸部の局所進行扁平上皮癌の転帰を予測する。

原題
Tumor-agnostic plasma assay for circulating tumor DNA detects minimal residual disease and predicts outcome in locally advanced squamous cell carcinoma of the head and neck.
背景:研究者らは、腫瘍の配列決定を行わずに、選択されていない局所進行頭頸部扁平上皮癌(LA SCCHN)患者の無増悪生存期間および全生存期間を予測することを目的とした、腫瘍に依存しない血漿中循環腫瘍DNA(ctDNA)アッセイを開発した。

方法:26遺伝子の次世代配列決定パネルおよび社内の情報ワークフローを通して、各患者の血漿サンプル中の微小残存病変(MRD)を評価した。

結果:53人のLA SCCHN患者からの116サンプルを検査したところ、77%が治療前にctDNAを有することが発見され、41%が治療後にMRD陽性であった。2年無増悪生存率はMRD陰性患者で有意に高かった。

結論:ctDNAアッセイはMRDを検出し、LA SCCHN患者の疾患進行と生存を予測することができ、腫瘍配列決定を必要としない実用的な毎日のアプローチを提供する。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2023.09.3102
PMID: 37879442

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