HER 2陰性進行胃癌に対するペムブロリズマブ+化学療法とプラセボ+化学療法の比較(KEYNOTE-859):多施設共同無作為化二重盲検第3相試験。

原題
Pembrolizumab plus chemotherapy versus placebo plus chemotherapy for HER2-negative advanced gastric cancer (KEYNOTE-859): a multicentre, randomised, double-blind, phase 3 trial.
背景:この論文では、進行性または転移性のHER 2陰性胃または胃食道接合部腺癌患者の治療において、ペムブロリズマブと化学療法、プラセボと化学療法の有効性と安全性を調査している。

方法:多施設二重盲検第3相試験において、患者は、主要エンドポイントとして生存期間を伴う化学療法とともにペムブロリズマブまたはプラセボを受けるように無作為に割り付けられた。

結果:本研究では、プラセボ群と比較して、ペムブロリズマブ群で全生存期間中央値が長いことが明らかになった。最も多くみられた重度の有害事象は、貧血および好中球数減少であった。

結論:この結果は、化学療法と併用したペムブロリズマブが、局所進行または転移性HER 2陰性胃腺癌患者に対する第一選択治療の選択肢となり得ることを示唆している。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(23)00515-6
PMID: 37875143

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