選択されたFGFR変化を伴う進行性または転移性尿路上皮癌の前治療を受けた患者におけるエルダフィチニブとペムブロリズマブの比較:ランダム化第III相THOR試験のコホート2。

原題
Erdafitinib versus pembrolizumab in pretreated patients with advanced or metastatic urothelial cancer with select FGFR alterations: cohort 2 of the randomized phase III THOR trial.
背景:Erdafitinibは、特異的なFGFR3/2変化を有する患者の局所進行または転移性尿路上皮がん(mUC)の治療に使用される経口汎FGFRチロシンキナーゼ阻害薬である。THOR試験では、PD-(L)1治療を受けていない患者を対象として、ペムブロリズマブに対する有効性を解析した。

方法:進行したmUCを有する参加者を、erdafitinibまたはpembrolizumabのいずれかを投与する群に均等に割り付けた。生存率、腫瘍反応、および安全性をモニタリングした。

結果:いずれの薬剤も全生存率に有意差を示さなかった。Erdafitinib群の患者は奏効率が高かったが、ペムブロリズマブ群の患者は奏効期間が長かった。両群とも、ペムブロリズマブ群で死亡率が高い有害事象を経験した。

結論:両薬剤は全生存期間において同様の結果を示したが、ペムブロリズマブは予想を上回った。安全性プロファイルは、それらの使用に関する以前のデータと一致していた。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2023.10.003
PMID: 37871702

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