ヒトパピローマウイルス関連中咽頭がんに対して化学放射線療法を受けた患者における性的健康アウトカムおよび優先順位付けを評価した縦断的研究。

原題
A longitudinal study evaluating sexual health outcomes and prioritization in patients undergoing chemoradiation for human papillomavirus-associated oropharyngeal cancer.
背景:本研究では、ヒトパピローマウイルス関連中咽頭扁平上皮癌(HPVOPSCC)と診断され、根治的(化学)放射線療法([C]RT)を受けた患者の性的健康をモニタリングし、1年後の高い性的満足度につながる因子を同定することを目的とした。
方法:2020年10月から2021年11月までのプロスペクティブ観察研究では、性的健康、治療結果、生活の質、症状の負担、感情的苦痛、および顔の外観を記録した。測定は、[C]RTの前、終了時、3ヵ月後および12ヵ月後に実施した。
結果:性的満足度レベルの有意な低下が治療時と3か月後に観察されたが、12か月後には治療前のレベル近くに戻った。12ヶ月目の高い満足度に関連する因子には、同居、全般的な健康状態、および優先事項としての性機能の列挙が含まれた。
結論:(化学)放射線は性的満足度に急性に影響するが、ほとんどの患者は1年後に治療前レベル近くまで回復した。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2023.10.006
PMID: 37865126

コメント

タイトルとURLをコピーしました