原題
A Phase 3, Randomized study of atezolizumab plus bevacizumab and chemotherapy in patients with EGFR or ALK mutated in non-small cell lung cancer (ATTLAS, KCSG-LU19-04).
背景:チロシンキナーゼ阻害剤(TKI)療法後の非小細胞肺癌(NSCLC)治療における抗PD-(L)1抗体の効果は不明である。
方法:無作為化試験では、無増悪生存期間(PFS)を測定することを目的として、アテゾリズマブ+ベバシズマブ、パクリタキセルおよびカルボプラチン(ABCP)に続く維持療法と、ペメトレキセド+カルボプラチンまたはシスプラチン(PC)に続くペメトレキセド維持療法とを比較した。
結果:228人の患者を対象とした研究では、ABCPを投与された患者はPC群よりも奏効率およびPFS中央値が良好であった。PFSの有益性はPD-L1発現レベルとともに増加した。安全性および生存率は両群で同等であった。
結論:結果は、変異NSCLC治療において、抗PD-L 1抗体を化学療法およびベバシズマブと併用することの臨床的有益性を示している。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.01891
PMID: 37861993
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