原題
Toll-Like Receptor 4 Agonist Injection With Concurrent Radiotherapy in Patients With Metastatic Soft Tissue Sarcoma: A Phase 1 Nonrandomized Controlled Trial.
背景:転移性軟組織肉腫(STS)は治療選択肢が限られており、転帰が不良であるため、安定エマルジョン製剤(GLA-SE)中のグリコピラノシルリピドAの腫瘍内(IT)注射などの新しい免疫療法の研究が促進されている。
方法:第1相非無作為化対照試験において、転移性STS患者における同時放射線療法を伴うIT GLA-SEの安全性、有効性、および免疫調節効果を評価した。
結果:IT GLA-SEは良好な忍容性と有望な有効性を示し、注射病変の局所制御を達成した。腫瘍浸潤リンパ球の増加が観察され、免疫原性反応が示された。
結論:同時放射線療法を併用したIT GLA-SEは、放射線療法単独と比較して局所制御の持続性を改善した。全身性免疫調節との相乗作用については、さらなる研究が必要である。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2023.4015
PMID: 37824131
Open Access
コメント