原題
Long-Term Nephrotoxicity of (177)Lu-PSMA Radioligand Therapy.
背景:本研究では、転移性去勢抵抗性前立腺癌治療に承認されている前立腺特異的膜抗原(PSMA)を標的としたβ放出Luの長期腎毒性を検討する。
方法:ドイツの臨床データベースを用いて、少なくとも4サイクルのLu-PSMAを受け、最低12か月のeGFR追跡データを有する106人の患者を遡及的に評価した。
結果:患者の45%がeGFRの中等度以上の低下を示し、約半数が重度または非常に重度の低下を示した。低下が大きいほど、ベースライン時のリスク因子の数が多かった。
結論:Lu-PSMAは、特にベースライン時のリスク因子が高い患者において、中等度または重度の腎機能低下を引き起こす可能性がある。Lu-PSMAの腎毒性を評価するには、さらなるプロスペクティブ試験が必要である。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.123.265986
PMID: 37857504
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