原題
Tailored immunotherapy approach with nivolumab with or without nivolumab plus ipilimumab as immunotherapeutic boost in patients with metastatic renal cell carcinoma (TITAN-RCC): a multicentre, single-arm, phase 2 trial.
背景:本研究では、ニボルマブ単剤療法に反応しなかった中等度リスクおよび予後不良の転移性腎細胞癌患者を対象に、ニボルマブ単独およびイピリムマブとの併用の有効性と安全性を検討した。
方法:患者は、単一群、多施設、第2相試験であるTITAN-RCCに登録され、疾患の進行または無反応の場合にニボルマブとイピリムマブのブースト用量を投与された。
結果:207人の患者のうち、70人が治療に対して確認された客観的反応を示した。最も頻度の高い重篤な副作用はリパーゼ増加、大腸炎、下痢であった。治療に関連した3人の死亡が報告された。
結論:一次治療患者では、イピリムマブ併用の有無にかかわらず、ニボルマブは奏効率の改善を促進するが、承認されたニボルマブ+イピリムマブレジメンよりも有効性が低いようであった。二次治療では、併用は実行可能な戦略である可能性がある。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(23)00449-7
PMID: 37844597
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