原題
Proton beam therapy for hepatocellular carcinoma: Multicenter prospective registry study in Japan.
背景:2016年に開始された日本における登録研究は、肝細胞癌(HCC)に対する陽子線治療(PBT)の有効性と安全性を評価することを目的とした。
方法:2016年5月から2018年6月までにHCCに対してPBTを受けた患者を日本放射線腫瘍学会のデータベースに登録した。無増悪生存期間、全生存期間、および局所再発を解析した。
結果:登録患者755名のうち、576名を評価した。生存期間中央値は48.8ヵ月であった。再発は332例に認められた。PFS期間中央値は14.7ヵ月であった。腫瘍の大きさ、Child-Pughスコア、消化管への腫瘍の近接性などの因子が生存率に影響した。
結論:PBTはHCCの治療に有効であり、高い局所制御(90%)と重篤な有害事象の低リスクを提供する。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2023.09.047
PMID: 37778422
Open Access
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