原題
Tislelizumab vs Sorafenib as First-Line Treatment for Unresectable Hepatocellular Carcinoma: A Phase 3 Randomized Clinical Trial.
背景:本研究の目的は、切除不能な肝細胞癌(HCC)に対する一次治療として、tislelizumabとソラフェニブトシラートの有効性と安全性を比較することである。
方法:患者を無作為化第3相臨床試験(RATIONALE-301)に登録し、tislelizumabまたはソラフェニブトシレートのいずれかを投与した。主要評価項目は全生存期間(OS)とし、副次評価項目には奏効率および安全性を含めた。
結果:Tislelizumabはソラフェニブに対してOSが非劣性であり、奏効率が高く、より持続的な奏効を示した。しかし、ソラフェニブの方が無増悪生存期間中央値が長かった。Tislelizumab群の患者では、治療に関連した重度の有害事象の報告が少なかった。
結論:Tislelizumabは、非劣性のOSおよびより良好な安全性プロファイルを示し、切除不能なHCCに対する潜在的な代替一次治療を提供した。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2023.4003
PMID: 37796513
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