(89)Zrまたは(211)Atで標識した抗グリピカン-1抗体を用いた免疫PETおよび標的α療法:膵管腺癌に対するセラノスティックアプローチ。

原題
Immuno-PET and Targeted α-Therapy Using Anti-Glypican-1 Antibody Labeled with (89)Zr or (211)At: A Theranostic Approach for Pancreatic Ductal Adenocarcinoma.
背景:グリピカン-1(GPC1)は多くの固形癌で過剰発現し、腫瘍の増殖と関連しているが、正常組織では低レベルで認められる。本研究は、膵管腺癌治療におけるZrまたはAtで標識した抗GPC1抗体の治療可能性を評価することを目的とした。
方法:抗GPC 1抗体をZrまたはAtで標識し、そのインターナリゼーション能力を評価した。抗体を注射したマウスで比較研究を行い、GPC 1陽性異種移植片とGPC 1陰性異種移植片の間の取り込みの差を観察した。
結果:経時的な内在化率の増加の証拠が示された。抗体の取り込みは、GPC 1陽性異種移植片で有意に高かった。標識抗体でDNA切断が観察され、癌治療の可能性が示唆された。
結論:GPC1抗体はすい管腺癌の正確な診断と標的治療に使用でき、将来の治療応用の可能性を持つ強い取り込みと腫よう増殖抑制を示した。
Journal: J Nucl Med (CiteScore 2022: 12.9)
DOI: 10.2967/jnumed.123.266313
PMID: 37827841

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