原題
Institutional Validation Study Inferring 2% MGMT Methylation Positive Impact on Survival in Newly Diagnosed Glioblastoma (GBM) Patients.
背景:O 6-メチルグアニンDNAメチルトランスフェラーゼ(MGMT)メチル化試験のより低いしきい値を用いて,新たに診断された神経こう芽腫(GBM)患者の予後因子としてのMGMTの役割を検討した。
方法:本研究では、2013~2022年に同施設で治療を受けたGBM患者を対象とし、MGMTのメチル化状態を判定するためにメチル化感受性高分解能融解法を用いた。生存率はカプランマイヤー法やログランク法などの検定を用いて比較した。
結果:181人の患者のうち、MGMTメチル化レベルが2%以上の患者は、全生存期間中央値および無増悪生存期間の改善を示した。年齢、KPS、およびMGMTは、多変数モードで依然として有意であった。
結論:本研究では、低レベルのMGMT高メチル化がGBM患者の転帰の改善を予測することが確認された。しかし、最適なMGMTメチル化カットオフレベルに関するさらなる研究が必要である。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2023.06.852
PMID: 37786215
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