新たに診断された膠芽腫(GBM)患者の予後指標としての診断時のボディマス指数(BMI)。

原題
Body Mass Index (BMI) at Time of Diagnosis as a Prognostic Indicator in Patients with Newly Diagnosed Glioblastoma (GBM).
背景:本研究では、一般的で致命的な脳腫瘍である神経膠芽腫(GBM)と新たに診断された患者におけるボディマス指数(BMI)と生存転帰との間の関連を検討した。
方法:本研究では、2015~2022年にGBMと診断され、放射線および薬物治療を受けた患者393名を対象とした。診断時の患者のBMIおよび全生存率を追跡し、BMI範囲に基づいて比較した。
結果:データから、BMIが25未満の患者の生存期間中央値は24.90ヶ月であったのに対し、BMIが25を超える患者の生存期間中央値は18.20ヶ月であったことが示された。過体重/肥満患者は、BMIが25未満の患者よりも生存アウトカムが不良であった。
結論:これらの知見は、ベースライン時のBMIが低いことが、新たにGBMと診断された患者の生存率の改善と相関する可能性があることを示唆しており、過体重/肥満がGBM患者の生存率の低下と関連している可能性を示唆している。さらなる研究が推奨される。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2023.06.853
PMID: 37786217

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