原題
Prophylactic Radiation Therapy Versus Standard of Care for Patients With High-Risk Asymptomatic Bone Metastases: A Multicenter, Randomized Phase II Clinical Trial.
背景:外照射療法(RT)は顕性骨転移におけるとう痛緩和のための標準治療であるが,本研究では骨関連事象(SRE)を予防するために無症候性骨転移に対するその効果を検討する。
方法:多施設ランダム化比較試験では、広範な転移性固形腫瘍を有する成人患者を、高リスクの無症候性骨転移に対してRTを受ける群または標準治療(SOC)のみを受ける群のいずれかに割り付けた。
結果:78人の患者を対象とした研究では、RT群の方がSRE(1.6%対29%)および入院が有意に少なかった。さらに、追跡期間中央値2.5年の時点で、生存率はRT群で有意に改善した。
結論:高リスクの無症候性骨転移への予防的放射線はSRE,入院を低下させ,全生存率を改善したが,第III相試験での更なる試験が推奨される。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.00753
PMID: 37748124
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