原題
Tucatinib and Trastuzumab for Previously Treated Human Epidermal Growth Factor Receptor 2-Positive Metastatic Biliary Tract Cancer (SGNTUC-019): A Phase II Basket Study.
背景:治療歴のあるヒト上皮成長因子受容体2陽性(HER2+)転移性胆道癌(mBTC)患者を対象に、ツカチニブとトラスツズマブの有効性と安全性を評価した。
方法:非盲検第II相試験(SGNTUC-019)では、HER 2が変化した固形腫瘍患者に対するこれらの薬剤の影響を評価した。
結果:登録された30人の患者のうち、46.7%の客観的奏効率が確認され、76.7%の疾患制御率が認められた。奏効期間および無増悪生存期間の中央値は、それぞれ6.0ヵ月および5.5ヵ月であった。一般的な有害事象は発熱および下痢であったが、一般に治療とは関連していなかった。
結論:トラスツズマブと併用したツカチニブは、有意な抗腫瘍効果を示し、以前に治療されたHER2+mBTC患者において忍容性が良好であった。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.00606
PMID: 37751561
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