原題
Nine-Week Versus One-Year Trastuzumab for Early Human Epidermal Growth Factor Receptor 2-Positive Breast Cancer: 10-Year Update of the ShortHER Phase III Randomized Trial.
背景:ShortHER試験では,HER2+早期乳癌患者を対象に,補助療法としてトラスツズマブを9週間投与した場合と1年間投与した場合を比較した。
方法:患者を1年または9週間のトラスツズマブを受ける群に無作為に割り付けた。アウトカムは、ホルモン受容体の状態、年齢およびリンパ節の状態などの様々な因子に従って分類された。
結果:9年間(中央値)の追跡後、無病生存率および全生存率は、長期治療群と短期治療群の間でごくわずかな差を示した。しかし、N4+リンパ節状態の患者では、1年間のトラスツズマブが明らかに有益であった。
結論:非劣性を主張することはできないが、1年間のトラスツズマブが標準治療であり、9週間のトラスツズマブは低リスクから中リスクの患者に対する潜在的な代替薬である。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.00790
PMID: 37748109
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