免疫療法に抵抗性を示す進行非小細胞肺癌のHLA-A 2陽性患者における癌ワクチンOSE2101と化学療法の無作為化非盲検対照研究:ATALANTE-1。

原題
Randomized Open-Label Controlled Study of Cancer Vaccine OSE2101 Versus Chemotherapy in HLA-A2-positive Patients with Advanced Non-Small Cell Lung Cancer with Resistance to Immunotherapy: ATALANTE-1.
背景:本研究は、免疫チェックポイント遮断薬(ICB)に対して一次または二次耐性を示す進行非小細胞肺癌(NSCLC)患者の治療に癌ワクチンOSE2101を使用することに焦点を当てている。
方法:ATALANTE-1研究では、以前のICBおよび化学療法治療に失敗したHLA-A 2陽性進行NSCLC患者において、OSE2101と標準化学療法を比較した。転帰は、すべての患者と二次的なICB耐性を示すサブグループで評価された。
結果:OSE2101は、標準治療と比較して全生存率の有意な改善を示さなかったが、二次耐性を有するサブグループでは生存率を有意に上昇させた。重度の有害作用が少なく、患者の全般的な健康状態が改善した。
結論:OSE2101は、免疫療法に二次耐性を示すHLA-A 2陽性進行NSCLC患者において、化学療法よりも安全性が改善され、生存率を高める可能性があり、さらなる研究が必要である。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2023.07.006
PMID: 37704166
Open Access

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