2回の分割切除放射線療法の5日間の間隔は抗腫瘍免疫を増強する。

原題
Five-day Spacing of Two Fractionated Ablative Radiotherapies Enhances Anti-Tumor Immunity.
背景:本研究の目的は,定位放射線治療(SABR)の異なるスケジュールを通して,腫よう制御と遠達効果(非照射腫ようへの影響)を改善することであった。
方法:異なる腫よう細胞株を間隔を置いて放射線に曝露した。腫よう増殖の進行と肺転移を観察し、エフェクターCD8 T細胞の活性を含む免疫応答をモニターした。
結果:知見は、5日間の間隔の放射線療法が、免疫応答性マウスの腫瘍増殖を有意に遅らせ、1日間隔よりも効果的に肺転移を減少させることを示した。この治療スケジュールはまた、抗腫瘍免疫を増強し、二次腫瘍増殖を阻害した。
結論:5日間隔の放射線療法スケジュールは、1日間隔よりも抗腫瘍免疫と腫よう制御を効果的に増強し、原発性腫よう制御と遠達効果を改善すると結論した。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2023.09.014
PMID: 37717785