原題
Phase I Study of Hypofractionated Proton Beam Radiotherapy in Adjuvant Pancreatic Cancer (PROTON-PANC).
背景:すい管腺がん(PDAC)は全身療法の進歩にもかかわらず局所再発することが多い。本研究は、補助療法と併用した寡分割陽子線治療(PBT)の安全を評価することを目的とした。
方法:合計9人のPDAC患者が第I相試験に登録され、mFFXでの化学療法中にアジュバントPBTを受けた。主な目標は、化学療法サイクル間に投与されるPBTの投与スケジュールを決定することであった。
結果:1人の患者が用量制限毒性を経験したが、他の有害事象は認められなかった。局所再発は観察されなかったが、5人の患者は他の領域で再発した。再発までの期間の中央値は12か月であった。2年生存率は57%であった。
結論:アジュバントmFFXと組み合わせたPBTは良好な忍容性を示し、局所再発は認められず、第II相試験でのさらなる探索を示唆した。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2023.09.015
PMID: 37717786
Open Access
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