カルフィルゾミブおよびレナリドミドをベースとした治療(EMN12/HOVON-129)による原発性形質細胞白血病の治療:非ランダム化多施設共同第2相試験の最終解析。

原題
Treatment of primary plasma cell leukaemia with carfilzomib and lenalidomide-based therapy (EMN12/HOVON-129): final analysis of a non-randomised, multicentre, phase 2 study.
背景:原発性形質細胞白血病(PCL)は予後不良の稀な侵襲性疾患である。EMN12/HOVON-129試験は、カルフィルゾミブとレナリドミドを治療に組み込むことにより、転帰を改善することを目的とした。
方法:欧州7カ国で実施されたこの非ランダム化第2相試験では、指定されたレジメンに従って、未治療のPCL患者にカルフィルゾミブ、レナリドミド、およびデキサメタゾンを投与した。
結果:61人の患者が治療を受けた;若年患者の無増悪生存期間中央値は15.5ヶ月であったのに対し、高齢患者では13.8ヶ月であった。有害事象は一般的であり、治療関連死は高齢患者の12%で発生した。
結論:結果は多発性骨髄腫と比較して劣っていたが、カルフィルゾミブおよびレナリドミドをベースとした治療は無増悪生存期間を改善し、新しい免疫療法を組み込んだ新しい研究の必要性を強調した。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(23)00405-9
PMID: 37717583

コメント

タイトルとURLをコピーしました