非小細胞肺癌患者におけるEGFRチロシンキナーゼ阻害薬と胸部放射線療法の併用による治療関連肺炎:系統的レビューとメタ解析。

原題
Treatment-Related Pneumonitis of EGFR Tyrosine Kinase Inhibitors Plus Thoracic Radiotherapy in Patients with Non-Small Cell Lung Cancer: A Systematic Review and Meta-Analysis.
背景:非小細胞肺癌(NSCLCs)を治療するための胸部放射線療法(RT)とチロシンキナーゼ阻害薬(TKIs)の併用は、TKI耐性を克服する可能性があるが、重度の肺炎のリスクをもたらす。
方法:PubMed-MEDLINEおよびEmbaseデータベースの系統的文献レビューを実施し、RTとTKIsを併用した重症肺炎症例を同定し、固定またはランダムモデルのメタアナリシスを用いて解析した。
結果:37件の研究から、患者の3.8%に重度の肺炎が発生した。RTとTKIの同時治療は、連続治療(0.4%)よりも有意に高い肺炎率(4.9%)をもたらした。
結論:胸部RTとEGFR-TKI療法を併用すると、重度の肺炎のリスクは許容範囲内であるが、同時治療はリスクが高いため、投与には注意が必要である。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2023.09.009
PMID: 37716460

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