原題
Dilated cardiomyopathy: causes, mechanisms, and current and future treatment approaches.
背景:拡張型心筋症(DCM)は一般に,異常な負荷条件または重大な冠動脈疾患を伴わない心室の拡張または機能障害と定義される。しかし、この定義は潜在的に制限的であり、初発症状は拡張を伴わない左室運動低下である可能性がある。
方法:本論文では、遺伝的(一次DCM)および後天的(二次DCM)因子の両方を利用して、包括的な診断および治療アプローチについて議論することを目的とする。後天的な側面には、感染症、毒素、がん治療などのインシデントが含まれる。
結果:後天性DCM今回の患者の5~15%が、病原性または病原性遺伝子変異の可能性を示す遺伝子変異体を有する。
結論:治療法はDCMの遺伝的および後天的因子を考慮すべきである。将来の治療は、遺伝子突然変異を修復または置換すること、あるいは遺伝的または後天的DCM内の特異的な炎症、代謝、または線維化促進因子を標的とすることを目指すべきである。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 0)
DOI: 10.1016/S0140-6736(23)01241-2
PMID: 37716772
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