エストロゲン受容体陽性、HER 2陰性、早期乳癌(coopERA乳癌)における術前補助薬palbociclib+giredestrantまたはアナストロゾール:非盲検、無作為化、対照、第2相試験。

原題
Neoadjuvant palbociclib plus either giredestrant or anastrozole in oestrogen receptor-positive, HER2-negative, early breast cancer (coopERA Breast Cancer): an open-label, randomised, controlled, phase 2 study.
coopERA乳癌研究では、経口選択的エストロゲン受容体拮抗薬および分解薬(SERD)であるgiredestrantの有効性を、エストロゲン受容体陽性、HER 2陰性、未治療の早期乳癌の治療においてアナストロゾールと比較して調査した。同研究には閉経後女性221人が登録され、giredestrantまたはアナストロゾール+palbociclibのいずれかに無作為に割り付けられた。主要解析では、giredestrantではアナストロゾールと比較して2週目のKi67スコアが有意に大幅に低下したことが示された。有害事象は2群間で同程度であり、好中球減少が最も多くみられたグレード3~4の事象であった。この知見は、giredestrantが有望な抗増殖作用および抗腫瘍作用を示し、進行中の試験でさらなる研究を行う必要があることを示している。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(23)00268-1
PMID: 37657462
Open Access

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