原題
EV-301 long-term outcomes: 24-month findings from the phase III trial of enfortumab vedotin vs chemotherapy in patients with previously treated advanced urothelial carcinoma.
背景:本研究では、進行尿路上皮癌患者における化学療法と比較したエンホルツマブベドチンの有効性と安全性を分析した。
方法:この研究には、以前にプラチナ製剤を含む化学療法を受け、免疫療法治療後に疾患が進行した患者が含まれていた。患者は、enfortumabベドチンまたは化学療法のいずれかを受けるように無作為に割り付けられた。主なエンドポイントは、全生存期間、無増悪生存期間、客観的奏効率、および安全性であった。
結果:計608名の患者を本研究に組み入れた。追跡期間中央値は23.75ヶ月であり、444名が死亡した。エンホルツマブベドチンは化学療法と比較して死亡リスクを30%低下させた。無増悪生存率もエンホルツマブベドチンで改善した。有害事象は管理可能であり、新たな安全性上の懸念はなかった。
結論:約2年間の追跡後、エンホルツマブベドチンは進行尿路上皮癌患者において化学療法と比較して持続的な全生存利益を示した。有害事象は管理可能であり、新たな安全性上の懸念は認められなかった。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2023.08.016
PMID: 37678672
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