原題
Elective nodal irradiation versus involved-field irradiation for stage II-IV cervical esophageal squamous cell carcinoma patients undergoing definitive concurrent chemoradiotherapy: a retrospective propensity study with 8-year survival outcomes.
背景:この研究は、選択的リンパ節照射(ENI)と同時化学放射線療法(dCCRT)を併用した浸潤領域照射(IFI)で治療した頚部食道へん平上皮癌(CESCC)患者の生存転帰と治療毒性を比較することを目的とした。
方法:2007年から2020年の間にdCCRTで治療されたCESCC患者を登録した。傾向スコアマッチングを用いてバイアスを最小限に抑えた。生存率および予後因子を評価した。
結果:合計131人の患者がENI(n=60)またはIFI(n=71)を受けた。マッチング後、各群に49人の患者がいた。全生存率はENI群とIFI群で同程度であった。局所領域コントロールも同程度であった。白血球減少および好中球減少はENI群で高い傾向があった。
結論:IFIはdCCRTを受けるCESCC患者に対してより良い選択肢であると考えられた。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-023-02332-2
PMID: 37641149
Open Access
コメント