T1-T2N0M0中咽頭癌に対する強度変調放射線治療単独対強度変調放射線治療および小線源治療:無作為化対照試験の結果。

原題
Intensity Modulated Radiation Therapy Alone Vs Intensity Modulated Radiation Therapy and Brachytherapy for T1-T2N0M0 Oropharyngeal Cancers: Results from A Randomized Controlled Trial.
背景:本研究では、T1-T2N0M0中咽頭扁平上皮癌(OPSCC)患者を対象に、強度変調放射線治療(IMRT)単独とIMRT+小線源治療の結果を比較した。
方法:この試験には、IMRTを受けた後、IMRTまたはBTのいずれかを受けるように無作為化されたステージIおよびIIのOPSCC患者が含まれていた。一次エンドポイントは6か月後の口腔乾燥症の減少であった。二次エンドポイントは局所制御、無病生存率、および全生存率であった。
結果:無作為化された患者90名のうち、6ヶ月目の口腔乾燥率はBT群の方がIMRT群よりも有意に低かった(14%対44%、p=0.008)。医師が評価した口腔乾燥もBT群の方がいずれの時点でも低かった(6.7%対30%、p=0.02)。2つの治療群間で局所制御に有意差はなかった。
結論:T1-T2N0M0 OPSCCに対するIMRTにBTを追加すると、口腔乾燥症が有意に減少し、適切な症例にBTを含めることが支持される。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2023.08.056
PMID: 37660737

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