原題
The prognosis of patients with prostate cancer receiving permanent seed implantation stratified by prostate volume: should we be reluctant to treat with brachytherapy because of a very small prostate (<15 cc)?
背景:本研究は、外照射療法(EBRT)またはホルモン療法を伴うまたは伴わない永久シード移植(PI)を用いて、種々の前立腺容積(PV)に基づいて前立腺癌患者の治療成績を評価することを目的とした。
方法:本研究では、日本のプロスペクティブコホート試験の患者6652名のデータを解析した。患者を3つのPV群(<15 cc、15-20 cc、および>20 cc)に分類した。著者らは、統計モデルを用いて、生化学的無再発(bFFF)、前立腺がん特異的死亡率(PCSM)、および総死亡率(ACM)に対するPVの影響を評価した。
結果:本研究では、異なるPV群間でbFFF、PCSM、またはACMに有意差は認められなかった。PVは治療成績または毒性と関連していなかった。陽性生検の割合は治療成績の最も有意な予測因子であった。
結論:この大規模な日本の研究は、PVがPIを受けている前立腺癌患者の治療成績に有意な影響を及ぼさないことを示した。小さな前立腺(<15 cc)でもPIを用いて効果的に治療できる。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.109855
PMID: 37597804
Open Access
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