原題
Discussions About Goals of Care and Advance Care Planning Among Adolescents and Young Adults With Cancer Approaching the End of Life.
背景:本研究は、受けたケアへの潜在的な影響として、終末期の青年および若年成人(AYAs)におけるケアの目標および事前ケア計画に関する議論の有病率およびタイミングを検討することを目的とした。
方法:同研究者らは、2003~2019年に死亡したAYAs患者1,929人の電子医療データおよび医療記録をレビューした。同研究者らは、ケアの目標および事前ケア計画に関する会話、ならびに受けたケアを記録した。
結果:AYAsの大多数は、予後、ケアの目標、緩和ケア、ホスピス、および希望する死亡場所について話し合った。最後に記録されたケアの目標を評価したところ、ほとんどの患者が緩和ケアを希望していた。しかし、緩和ケアの目標を有する患者のかなりの割合が、集中治療を受け、複数回の救急科受診を受け、人生最後の14日間に化学療法を受けていた。ケアの目標に関する話し合いが早期に行われた場合、AYAsは人生最後の1ヵ月間に化学療法、集中治療、救急科受診、および入院を受ける可能性が低かった。
結論:ケアの目標と事前ケア計画についての議論にもかかわらず、終末期に近いAYAは依然として高い割合で医学的に集中的な処置を受けている。ケアの目標に関する早期の議論は、晩年の集中的な介入を減らす可能性がある。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.00641
PMID: 37625111
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