NRG Oncology RTOG 0848における放射線治療の品質保証の分析。

原題
Analysis of radiation therapy quality assurance in NRG Oncology RTOG 0848.
背景:NRG/RTOG 0848は、膵頭部腺がんに対する化学療法後にフルオロピリミジンと放射線療法(RT)を同時に追加することの有益性を評価する試験である。RTを受けた各患者に対してリアルタイムの品質保証(QA)を実施し、輪郭形成および治療計画プロトコルの遵守を評価した。
方法:プロトコルは、臨床治療容積(CTV)および計画目標容積(PTV)を作成するための指示を提供した。計画は独立してレビューされ、容認できない逸脱は改訂を必要とした。治療は最終承認後に開始された。
結果:2014~2018年に登録された患者354人のうち、160人がRTを受けた。再提出は3D-CRTプラン(43%)の方がIMRTプラン(31%)よりも多かった。全体で、患者の33%が再提出を必要とした。最も多かった理由は、術前の総標的容積(60.7%)および膵管空腸吻合(47.5%)の逸脱であった。
結論:患者の1/3はプロトコルコンプライアンスのために再提出を必要とし、膵癌がその影響を正確に評価し、ベストプラクティスについて放射線腫瘍医を教育するためには、RT試験における厳密なQAが重要であることを強調した。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2023.08.014
PMID: 37598723

コメント

タイトルとURLをコピーしました