限局性前立腺癌の管理のための陽子線治療:総合がんセンターにおける長期臨床転帰。

原題
Proton Therapy for the Management of Localized Prostate Cancer: Long-Term Clinical Outcomes at a Comprehensive Cancer Center.
背景:陽子線治療(PT)は限局性前立腺癌に対して一般的に用いられているが、その長期的な有効性と毒性に関する研究は限られている。この研究は、限局性前立腺癌患者におけるPTの転帰を評価することを目的としている。
方法:本研究では、2006年5月から2020年1月までに治療を受けた患者2772人のデータをレビューした。患者は疾患リスクに基づいて層別化された。生化学的障害および毒性は、統計モデルを用いて分析された。
結果:患者の年齢中央値は66歳で、追跡期間中央値は7.0年であった。患者の大多数は、予後良好または予後不良-中等度の疾患を有していた。5年および10年の生化学的無再発率は86.1%から98.3%の範囲であった。晩期グレード3以上の泌尿生殖器および消化管毒性の発生率は低かった。
結論:陽子線治療は,高リスク群においても,限局性前立腺癌に対して優れた長期予後を示した。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2023.109854
PMID: 37597805

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