肝細胞癌に対する体幹部定位放射線治療:メタアナリシスおよび国際定位放射線手術学会の診療ガイドライン。

原題
Stereotactic body radiotherapy for hepatocellular carcinoma: meta-analysis and International Stereotactic Radiosurgery Society practice guidelines.
背景:本論文では、肝臓の肝細胞癌(HCC)に対する体幹部定位放射線治療(SBRT)の結果と肝毒性率に関する系統的レビューとメタ解析を提示する。
方法:著者らは、HCCに対するSBRTの結果を報告した論文の系統的レビューを実施し、複数の施設からの集計データ(AD)および個々の患者データ(IPD)を用いてメタ解析を実施した。
結果:ADメタアナリシスには1889人のHCC患者が含まれていた。3年および5年全生存率はそれぞれ57%および40%であった。3年および5年局所制御率はそれぞれ84%および82%であった。IPD解析では、5年局所制御率および全生存率はそれぞれ79%および25%であった。腫瘍の大きさおよび領域は転帰と関連していた。
結論:SBRTは肝に限局したHCCに対する有効な治療法であり、これらの知見に基づいて臨床診療ガイドラインが作成された。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2023.08.015
PMID: 37597757

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